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手仕事する日々

ミカンの皮で掃除と美容と健康と

 

 

 

陳皮で換気扇周りを掃除しました。

 

 

陳皮っていうのは漢方として有名ですが、要はミカンなどの柑橘の皮。

 

 

うちの陳皮は、柑橘の実を食べたり調味料に使った後の皮を天日で干すだけ。ご近所さんからもらった庭木のものは無農薬なので水でさらっと、購入品は重曹をつけてゴシゴシ洗って一応農薬を取っています。

 

 

陳皮は掃除にも使える上に、口にしてもOK、抽出して肌につけてもOK、何しろ万能でエコな食材です。そんな陳皮の使い道をご紹介するとともに、換気扇掃除をしながら思ったこと、最近あった出来事などを書きました。

 

 

 

 

 

換気扇掃除

 

 

1か月に1回、換気扇のフィルターの交換ついでに掃除をしていて、先月から陳皮を使っています。「柑橘の皮を掃除に使うと良い」という情報はナチュラルクリーニング系の本などで勉強していたので以前からやってたんですが、換気扇は毎日掃除するわけではなく、ちょっと汚れが強力だろうから、お湯を使った方がいいかなと思ったんですね。

 

 

陳皮入りのお湯を沸かす

 

やり方は、表面積広めの鍋に陳皮を入れてお湯を沸かし、成分が溶けた水蒸気をレンジフード内にたまるようにして、汚れに付着させます。

 

陳皮入りのお湯が手を入れても大丈夫なくらい冷めたら、それで雑巾をしぼって内側を拭きます。今回は夏みかんかオレンジの皮だったかな? 知識がないので見分けがつかないんですが;とにかくちょっと厚めの皮でした。

 

 

ついでにコンロの五徳も皮で磨いてみました。五徳は気づいた時に掃除していますが、あの形状は掃除しづらくて、角に汚れが溜まりやすいのが難点。掃除道具の方も汚れるし、なんとなくやるのが嫌で敬遠していたのですが、皮だと細かいところも拭けるし、そのまま捨てても問題ない。皮の成分が汚れ落としにも効く。一石三鳥☆

 

 

皮は磨きやすい

 

 

終わった後に柑橘の香りがただよい、いい気分でした。

 

 

シロッコファンより羽

 

ちなみにうちの換気扇は、扇風機のような古くてシンプルなタイプです。これが掃除しやすくてgood。マンションに住んでいたころはどこに行ってもシロッコファンだったんですが、掃除しづらいし、どう考えても前の住民からの汚れを引き継いでいて、ちょっとやそっとの掃除じゃキレイにならないんですよ。

 

 

換気扇は羽に限る☆

 

(換気扇の周囲がちょっと汚いのでトリミングしてます。わたしが帰ってきてからは頑張って掃除してるんですが、それ以前のことはどうしようもない;)

 

 

 

シロッコファンをつけている知人の家でプロが掃除しているのを見たこともありますが、本当に大変。これを自分でやるとしたら月1はかなりキツイなあ、と思いながら見ていました。

 

 

 

シロッコファンって、我が家のように壁際にコンロがないキッチンだとつけなきゃいけないんですよね。わたしがかつて住んでいたワンルームマンションはすべてシロッコ。それから、最近の家は壁際にコンロがない家が多いようです。使い勝手とかデザインで決めているんでしょうね。

 

 

でも、わたしが家を建てるとしたら、とりあえず壁際に羽の換気扇をつける方法を模索したいかな。どうしてもやらざるを得ない場合を除いて、一番大事なのは清潔に保つこと。そのためには構造がシンプルでないとね。

 

 

 

柑橘は捨てるところナシ

 

お茶、そのまま食べる

 

さて陳皮に話を戻しますと、うちでは掃除に使う方が珍しく、基本はお茶にブレンドして入れています。カチカチに乾燥させたものは半年以上常温に置いておいても大丈夫です。前に乾燥が甘かったものはカビが生えたことがありましたが;いまの梅雨の時期は注意が必要かも。

 

 

知り合いの庭木のミカンの皮は、砂糖がついているのかと思うほど甘く、カチカチのまま少し食べてもおいしい。

 

 

化粧品

 

化粧品につかうチンキに入れることも。昨年、柚子を手に入れた際には乾燥させることなく皮と種をホワイトリカーに漬け込みました。種を入れるとトロミがつくんですよね。

 

 

お菓子やお酒、装飾にも

 

お菓子に使うために砂糖で煮込んだピールにしたり、輪切りを乾燥させてドライフラワーの飾りに使ったり。いただきもので作ったすだち種は、実と皮を引き上げたあとに身をジャムに、皮を乾燥させて料理に使ったりしました。

 

 

入浴剤

 

あとはお風呂に入れて入浴剤。

 

オレンジの精油を買っていたときに、お風呂に入れたことがあるんですが、皮膚がかぶれてしまいました。オレンジ精油はそのまま入れちゃダメみたいですね。詳しい人に聞いたところ、入浴剤の塩と先に混ぜると良いそうです。

 

ただ自家製陳皮はそんな心配もなく、そのまま入れても大丈夫でした。

 

 

畑の肥やし

 

最後は、出がらしなどは土に戻して栄養にします。

 

 

こういう感じで、ここ1、2年、柑橘は余すところなく使わせてもらっています。

 

 

 

小話・高級ハーブ茶と人が寄ってくる心理と

 

 

知らずに買った高級ハーブ茶

 

 

こないだ買いたいものがあってデパートに行ったとき、ふと目に留まったハーブ専門店がありました。大きな瓶の中にさまざまな種類のハーブが入っていて、そういうのが大好物なわたしはテンション爆上がり。

 

 

近づいてみると、たくさん種類があったのですべてとはいいませんが、うちに常備しているハーブやスパイスもけっこう並んでました。普段、デパートなんてデパ地下くらいしか行かないので、「うちにありそうなものも、こうやってオシャレな人たちが買う場所にあるものなのね。うちでは平凡な顔してるけど、場所が変れば高級品に見えるものね」なんて思いました。

「でもわたしがつくったのは完全無農薬の採れたてだから、わたしの方が上だわ」とか脳内マウントを取ったりして。

 

 

 

いろいろ見ていたらオススメのお茶を試飲させてもらい、それがけっこうおいしかったので買うことに。このくらいだったらデパートだし2,000円いくかもなー、など悠長に構えていたら、「お会計3,500円になります」

 

 

うそーん!て目ん玉飛び出しそうになりましたが、もちろん表情には1ミリも出しません。

 

 

ああ、ここデパートだったわ……まあいいけど。……いいけど、思ったより高かったです。帰りながら「わたしの自家製ブレンド茶をここで売ったら5,000円超えるわ、絶対」とか考えて自分を慰めました。

 

 

 

「人がいると人がくる」大衆心理?

 

 

ところで、わたしが試飲させてもらうと、次々にお客さんが寄ってきて試飲させてもらう人が急に増えたのにびっくりしました。その店はちょっと近寄りがたい雰囲気があり(店員さんはフレンドリーだったけど)、買うつもりがないなら試飲するのもハードルが高そうだったんですね。わたしはけっこう長いことその辺に滞在していたのですが、試飲するまで立ち止まる人は1人もいなかったはずなんですが。

 

 

今回に限らず、それまであまり人がいなかったところで店員さんと話が盛り上がっていると、お客さんが増えるというのは時々あります。わたしは人が多いのが苦手で、少ないところに行きがちなので、「なんで今までいなかったのに、急に?」っていうことがちょくちょく起きます。

 

 

似たようなことで、こんなこともありました。

 

 

わたしのお気に入りのテイクアウトの店で、2,3人ほど待っている人の後ろに並んでいたら、「何に並んでるんですか?」といいながらわたしの後ろに並ぶご家族が。おそらく観光客の方みたいでしたが、商品を知らずにとりあえず並ぶんかい!  と驚きました。

 

そしたらあっという間に行列が伸びたという。。

 

「人がいるなら大丈夫」っていう安心感が参入障壁(?)を下げるんでしょうね。